2009年11月21日

NLPの1990年代は

1980年代になると、NLPはその可能性を無限といえるところまで、広げる事に成功しました。

単なる一療法ではなく、人と人との架け橋となり、コミュニケーションの一種として成立し、向上心をより強く持つためのモチベーションアップ法など、様々な分野に応用のできる技術へと進化していたのです。
そして、それは1990年代に入り、さらなる変化を遂げます。


1990年代には、NLPは第3世代に進化しました。

ここでは、80年代までに作り上げてきたシステムをさらに深化させる一方、よりわかりやすく、より見解がしやすい方向へと導かれ、その結果、人間の持つアイデンティティやビジョン、あるいはミッションなどといったライフスタイル、ライフワークにおける基盤となる部分にまで携わるようなところに行き着きました。


その為、自己啓発や相互作用といった部分にも着目されるようになり、適用範囲は個人から組織、さらには文化や歴史などといったところにまで発展していきます。


それに伴い、これまではmind、bodyといったいわゆる心身がベースとしてあったNLPに、fieldというものが加わりました。

個人レベルの療法として、あるいはコミュニケーションとして存在していたNLPが、場という概念を得たことで、システム全体の見解を原則として取り込むようになりました。


この結果、心身そして場というものは、それぞれに相互関係が成り立っており、それぞれがそれぞれに影響を与えるものとしてのシステムが確立されました。

これだけだと何がなにやら、という感じではありますが、要するに身体と心、そして環境にはつながりがあり、そのつながり等はシステム化できる、という見解に基づいた概念なのです。



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Posted by Gene at 11:10 │NLPの歴史