2010年01月13日

NLPでのアンカリング

『アンカリング』というのは、NLPの基本テクニックのひとつです。

アンカーという言葉は、パソコンのインターネットにある程度詳しい人であれば、心当たりがあるかもしれません。

リンクと近いもので、特定の箇所をクリックすると、そのサイトのページのとある箇所に瞬時に飛ぶ事ができる機能です。
NLPにおけるアンカリングも、この作業と同じような感じですね。


NLPのアンカリングというのは、ある情報をきっかけとして、特定の反応、及び感情を引き出すという作業です。
一番顕著な例がスポーツで、例えば試合前に一礼する事で感情をたかぶらせ、ガッツポーズする事でより集中力を高める、などの行為のことをアンカリングといいます。


このアンカリングの特徴は、ある意味では自己暗示やゲン担ぎに近いかもしれません。
ある特定の行動を行う事で、最高のパフォーマンスを発揮できるという状況を体系化させるという考え方なので、ゲン担ぎなどは立派なアンカリングといえます。

このアンカリングというのは、いわば暗示です。
自分自身に対して、これをやったから大丈夫、という暗示をかけることで、精神レベルも安定させる事ができますし、より向上させることもできます。
極端な事を言えば、努力自体がアンカリングです。
これだけ努力したから必ず成果が出る、というのも、努力をトリガーとしたアンカリングといえます。


つまり、アンカリングというのは、日常生活のないかで自然に行われている事です。
象徴的な行動を行う事で、それがひとつの引き金となり、集中力を引き出し、結果を良い方向に導くという概念ですから、普段生活をしている中でも無意識に行っている事と言えます。
科学的根拠の必要性がないので、余計日常と近い作業といえるでしょう。



同じカテゴリー(NLPの概念・テクニック)の記事
 ビジュアル・スウィッシュという (2010-03-10 17:00)
 フォビアとは何か (2010-03-02 17:04)
 サブモダリティー・チェンジとは (2010-02-27 17:12)
 アイ・アクセシング・エクササイズ テクニック (2010-02-17 19:17)
 8フレームアウトカムとは (2010-02-13 14:18)
 ポジション・チェンジ (2010-02-09 15:35)

Posted by Gene at 18:00 │NLPの概念・テクニック