2010年01月05日

モデリングとは

NLPにおける基本概念のひとつに、『模倣』というものがあります。

これは、簡単に言えばお手本ですね。
目標としている事に関して、実際に成功した例を研究し、そこに至るまでのプロセスを分析し、自分自身に置き換えるという作業です。

NLPにおいては、この一連の作業をモデリングと呼んでいます。
モデリングは、NLPにおける基本となる考えで、この考えからさらに様々な技術が派生していると考えてください。

モデリングにおけるアプローチは、学習・成功といったことを加速させ、より良い人生にする為のものです。

その方法は体系化されており、誰でも実践できると考えて良いでしょう。

まず、目標を立て、どういった成果をあげたいか確認します。
そして同時に、その成果の確認方法を考えます。
簡単に言えば、頭がよくなりたい、それはテストで100点を取る事で証明される、といった感じですね。


次に、モデルとなる相手を決めます。
例えば、クラスで一番勉強ができるA君、とでもしましょう。


さらに、そのモデルに対し、入り込むという作業を行います。
なりきるという感覚ですね。

この後、さらにモデルに対して質問を行います。
より具体的に入り込む為です。
勉強方法や時間、必要な能力、あるいはその本人の目的を聞いてみます。

そして、その整合性を自分の中でとり、モデルから出て、自分なりの方法を見出すというのが、モデリングの基本です。
要は成功者になりきる、という感覚ですね。
それによって、あらたなビジョンが見えてきます。
  


Posted by Gene at 16:34NLPモデル

2009年12月28日

NLPでの 変化のプロセス

NLPにおいては、変化というものに対してもかなりポジティブに捉えられています。
変化は人間において重要な事であり、人生において変化のない生活というのはなかなか難しいところがあります。

また、変化は適応能力の一環でもあり、環境が変われば自ずと自分自身が変わらないと社会には適合できませんよね。
そういった変化を積極的に取り入れ、より良い変化を行おうというのがNLPにおける考え方です。


NLPでは、変化のプロセスを改善という位置づけにしています。
変わるというのは、よくなる場合もあれば悪くなる場合もありますが、NLPでは現在より、より望ましい方に変化する事をプロセスとしているのです。


そのために、3つのポイントが設けられています。
それは、『目的』『観察力』『柔軟性』の3つです。
この3つをしっかり確立させる事で、より良い方向への変化が行われるという考えが、NLPにおける変化のプロセスといえます。

目的というのは、ビジョンとも言い換えられます。
欲しいもの、理想といったものを明確にする事で、変化の具体性、そして積極性を強化します。

次に観察力ですが、これは自分の現在位置を確認するという意味でのものとなっています。
自分が行った行動によって、本当に目的に近付いているかを確認する事で、自分の変化をより良い方向に導けるという考えですね。

柔軟性は、調整力ともいえます。
自分の行動が目的から外れている結果を呼び起こしていると判断した場合、その軌道を修正する為には柔軟性が必要です。
これがある事で、行動に対してもポジティブになれます。
  


Posted by Gene at 17:06NLPモデル

2009年12月20日

『NLPの学習』 モデル

NLPは様々な分野に応用されていますが、その中でも特に近年では学習に関しての利用に注目が集まっています。

学習をいうのは、ただ単に時間をかけて行えば良いというものではなく、そこには効率というものが必要です。

より短い時間でより深く広く学習する事が可能であれば、より多くのことを学べるというもの。
その為、NLPの概念が利用されているのです。


NLPにおける学習では、5段階のレベルが設定されています。
それは、どの段階までのレベルに達する事を目標とするか、といういわば到達点の設定の際に利用するためのランク分けですね。


第1段階は、『無意識的無能』という状態です。
簡単に言えば、その分野に関して何も知識がない状態というわけですが、その知識がないということもわかっていないような状態を指すレベルです。


第2段階は、『意識的無能』という状態ですね。
その分野に関して最低限の知識を有する事ができたものの、それを実践、利用する事ができないという状態です。
基礎段階は学んだものの、応用はできないという状態といって良いでしょう。


第3段階は、『意識的有能』と呼ばれる段階です。
その分野における知識はしっかり学びとったものの、まだ習慣とまではいかず、確認作業が必要な段階です。
実践するには相応の集中力や時間が必要となります。


第4段階は、『無意識的有能』です。
既に知識が自身の中で普及しており、実践する際にもほとんど確認作業が必要なく、日常的に行えるという段階です。


第5段階は、『無意識的有能』といいます。
既に無意識的に行う事が可能となっていて、さらにそれを人に教える事ができるレベルという事になります。


簡単な例を挙げると、第1段階が教科書すら開いていないレベル、第2段階が練習問題を解いているレベル、第3段階がテストである程度の点数が取れるレベル、第4段階がテストで高得点を取れるレベル、第5段階が家庭教師ができるレベルという事ですね。  


Posted by Gene at 17:19NLPモデル

2009年12月16日

ニューロ・ロジカル・レベル モデル

NLPはこれまでの研究において、様々な体系を作り上げてきました。
その中のひとつに『ニューロ・ロジカル・レベル』というモデルがあります。

このニューロ・ロジカル・レベルというのは、ロバート・ディルツという方が発明したNLPモデルです。
人間の行動、及び心理の原則を6つの意識レベルに分け、そのどれを重視し、尊重するかによってその人の性質を分析するというものです。

NLPのニューロ・ロジカル・レベルにおける6つの意識レベルは、以下の通りです。

・能力
・行動
・信念、価値観
・自己認識
・環境
・スピリチュアル

能力というのは、そのまま『才能』や『リソース』などの能力そのもののことです。
英語でいう『How?(どのように?)』を意識するレベルとなっています。

行動は、『振る舞い』『行為』などのことです。
『What?(何を?)』という点を意識します

信念、価値観は、『信じる事』『価値』を重視します。
『Why?(なぜ?)』という考えを意識するレベルです。

自己認識は、『自分の役割』『目的』などです。
これは『Who?(私は何者?)』という意識レベルの事を指します。

環境は、五感の意識です。
見えるものや聞こえるものなどを意識します。
『When?(いつ?)』『Where?(どこ?)』といった意識レベルになります。

スピリチュアルは、共通世界、すなわち宇宙、地球、国、会社、学校内における自分を意識するというものです。
『Being(在り方)』を意識するレベルです。

この何を重視しているかによって、その人の感じ方、考え方が異なるというものです。
NLPの概念の基本のひとつですね。
  


Posted by Gene at 18:02NLPモデル