2010年01月24日

サークル・オブ・エクセレンス

NLPには数多くのテクニックがありますが、そのテクニックの中でも応用などの形で派生しているケースがあります。
『サークル・オブ・エクセレンス』はそのひとつで、アンカリングの応用テクニックとして利用されている技術ですね。

サークル・オブ・エクセレンスの利用目的は、自身の精神状態をポジティブな方向に持っていくことです。
主にあがり症などの改善に利用するNLPのテクニックです。

サークル・オブ・エクセレンスは、まずイメージトレーニングから入ります。
自分の理想の状態、自分がこうあるならば最高の状態でのコミュニケーションが可能だ、という状態をイメージするのです。
そして、次にサークル、すなわち輪をイメージします。
色や形は自由です
自分の感性に忠実にイメージしてみてください。

次に、再度自分の理想の状態をイメージして、先ほどイメージした輪の中に入ります。
輪に入るイメージを作ってください。

そして、そのサークルの中で見えるイメージや聞こえる音、感覚を自身の中に取り込みます。
その体験をある程度行い、輪から出て全てリセットします。
その後また輪に入り、先ほどの感覚に再び入り込めるかを確認します。

これを数度繰り返し、すぐにそのイメージを掴める様にします。
これが、サークル・オブ・エクセレンスです。

このNLPの技術は、一種の暗示ですね。
輪はひとつのきっかけで、頭の中でその輪をイメージすると、条件反射的に自分が理想の状態を思い浮かべ、実際にポジティブな事が出来るような精神状態を引き出す、という点で、アンカリングの応用といえます。
  


2010年01月13日

NLPでのアンカリング

『アンカリング』というのは、NLPの基本テクニックのひとつです。

アンカーという言葉は、パソコンのインターネットにある程度詳しい人であれば、心当たりがあるかもしれません。

リンクと近いもので、特定の箇所をクリックすると、そのサイトのページのとある箇所に瞬時に飛ぶ事ができる機能です。
NLPにおけるアンカリングも、この作業と同じような感じですね。


NLPのアンカリングというのは、ある情報をきっかけとして、特定の反応、及び感情を引き出すという作業です。
一番顕著な例がスポーツで、例えば試合前に一礼する事で感情をたかぶらせ、ガッツポーズする事でより集中力を高める、などの行為のことをアンカリングといいます。


このアンカリングの特徴は、ある意味では自己暗示やゲン担ぎに近いかもしれません。
ある特定の行動を行う事で、最高のパフォーマンスを発揮できるという状況を体系化させるという考え方なので、ゲン担ぎなどは立派なアンカリングといえます。

このアンカリングというのは、いわば暗示です。
自分自身に対して、これをやったから大丈夫、という暗示をかけることで、精神レベルも安定させる事ができますし、より向上させることもできます。
極端な事を言えば、努力自体がアンカリングです。
これだけ努力したから必ず成果が出る、というのも、努力をトリガーとしたアンカリングといえます。


つまり、アンカリングというのは、日常生活のないかで自然に行われている事です。
象徴的な行動を行う事で、それがひとつの引き金となり、集中力を引き出し、結果を良い方向に導くという概念ですから、普段生活をしている中でも無意識に行っている事と言えます。
科学的根拠の必要性がないので、余計日常と近い作業といえるでしょう。
  


2010年01月05日

モデリングとは

NLPにおける基本概念のひとつに、『模倣』というものがあります。

これは、簡単に言えばお手本ですね。
目標としている事に関して、実際に成功した例を研究し、そこに至るまでのプロセスを分析し、自分自身に置き換えるという作業です。

NLPにおいては、この一連の作業をモデリングと呼んでいます。
モデリングは、NLPにおける基本となる考えで、この考えからさらに様々な技術が派生していると考えてください。

モデリングにおけるアプローチは、学習・成功といったことを加速させ、より良い人生にする為のものです。

その方法は体系化されており、誰でも実践できると考えて良いでしょう。

まず、目標を立て、どういった成果をあげたいか確認します。
そして同時に、その成果の確認方法を考えます。
簡単に言えば、頭がよくなりたい、それはテストで100点を取る事で証明される、といった感じですね。


次に、モデルとなる相手を決めます。
例えば、クラスで一番勉強ができるA君、とでもしましょう。


さらに、そのモデルに対し、入り込むという作業を行います。
なりきるという感覚ですね。

この後、さらにモデルに対して質問を行います。
より具体的に入り込む為です。
勉強方法や時間、必要な能力、あるいはその本人の目的を聞いてみます。

そして、その整合性を自分の中でとり、モデルから出て、自分なりの方法を見出すというのが、モデリングの基本です。
要は成功者になりきる、という感覚ですね。
それによって、あらたなビジョンが見えてきます。
  


Posted by Gene at 16:34NLPモデル