2010年02月17日

アイ・アクセシング・エクササイズ テクニック

NLPでは、視覚、そして目の動きというのを非常に重視します。
視覚は情報収集の最も中心となる感覚で、その感覚を操る事で、記憶をはじめ、精神面を改善させるというのが狙いです。
その為、NLPにおいては目というものは非常に大事な存在といえます。
その目を上手く利用し、過去の嫌な出来事や不安を払拭しようというのが、『アイ・アクセシング・エクササイズ』です。

NLPのテクニックのひとつアイ・アクセシング・エクササイズは、目を動かす事が基本となります。
その為、代表システムにおける、視覚優位の人にとって特に効果を期待できる技術といえます。

アイ・アクセシング・エクササイズの方法は、まず嫌な出来事。不安に関して思い出させます。
そして同時に、そのイメージや感情を言語化します。
この際、セラピスト側は目の動きを観察し、どの代表システムに優位性を持っているかを確認します。
そして次に、セラピストによる誘導で、目を動かします。
この後、再び同じ出来事や物事に対してのイメージをし、最初と違いが出ているかを確認します。

アイ・アクセシング・エクササイズは、目の動きを操作する事で、イメージの変換をさせるというものです。
視覚優位の人以外には利きにくいという難点がある一方、実践が簡単という事で、試しやすい方法ではあります。

人の記憶や感情というのは、実のところは外部からの操作で大分変えられるそうです。
そのためには、その人がどのような性質で、どのような変化を必要としているかを探ることが重要となります。
NLPの研究は、そこに集約されているといって良いでしょう。



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Posted by Gene at 19:17 │NLPの概念・テクニック