2009年12月03日

NLPとコミュニケーションの関係

NLPは90年以降、特に2000年代に入り、コミュニケーション分野への活用が目立つようになりました

元々はセラピーからの派生なので、それが正しい流れとも言えますが、単にそれだけではなく、2000年以降の世界全体のコミュニケーション不足、あるいは交流というものに対しての不安や疑問といった問題がかなり色濃くなった事が原因でしょう。


近年のコミュニケーション不足は日本でも深刻で、アパートに住む人の中には、隣に誰が住んでいるか把握していないという人も少なくありません。

インターネットが普及した事、若年層のコミュニケーションツールの主軸が対話からメールになった事も、大きな意味を持っています。

感情表現を文字と絵文字で表す一方、感情を隠しやすく、そしあざむきやすくなったと言えます。
その結果、話をする事が苦手という人が増えました。


そんな時代に、NLPの概念は非常に大きな効果を期待されています。
コミュニケーションは、そのやり取りがどういった印象を与え、そして受けたかという点が重視されますよね。

もし相手が自分の話に対して不満げだったり、怒ったり、腑に落ちない表情をしていたら、不安を覚えることになります。
それが嫌で、電話、そしてメールという風に、徐々に感情が見えにくいツールに移行していったという見方もできるくらいです。

こういったコミュニケーションの結果をもっと機能的に捉えよう、というのが、NLPにおけるコミュニケーションなのです。


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Posted by Gene at 16:55 │コミュニケーション